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今日は、
浅田真央さんのフィギュアスケート選手引退の
ニュースで持ちきりでした。

 

15歳でシニアデビュー。
その年
世界選手権で優勝。
ビジュアルでも華があり、
世界中の注目を浴びたといっても
過言ではないかもしれません。

 

その選手が
まだ多くのファンを持ちながらも、
引退を宣言されました。
その裏にある
真央さんの選択は
人には理解できないほどに、
多くの時間をかけての決断発表だったと
思わずには入られません。

 

なぜならば、
駆け抜けてきた10年以上・・・
浅田真央さんは
ひたむきに
ただひたむきに
フィギアスケートへ
全力を投じてきた女性だったと感じるからです。

 

どれだけの人が
彼女のスケートに魅了され、
彼女のひたむきに心を奪われ、
スケートの世界へ引きずりこまれたでしょうか。

 

華やかな舞台(世界選手権等)へ
立つだけでも、至難の技である舞台。
ただ、努力だけでは勝ち取れない切符。

 

人はよく言います。
「努力」した人は報われる。

残念ながら
そうでもありません。

世界のトップにのしあがれなくても、
そのトップの人以上に努力している人は
五万といます。

 

 

では、
努力って、
本当に報われるのでしょうか?

 

まず
「報われる」
という言葉を使うこと自体が
そもそも努力の意味を履き違えているかもしれませんね。

頑張った成果に対して
対価を求めることが
努力ではないと思うわけです。

 

真の努力とは
自分が求めることに邁進して
結果を出すことだけではなく、

自分が求めていること(努力)は
自分の本来すべき努力ではない方向ではあることを知った瞬間(挫折)

そこに抗わず(あらがわず)

それを受け入れながらそこに邁進することこそ

真に努力することなのかもしれないのです。

 

元プロ野球選手で
読売ジャイアンツの監督まで勤め上げた
王貞治氏は
人から見ると
大成された方に見えますが、
実は、
たくさんの挫折を乗り越えて
今があるお一人ではないかと思うわけです。

高校受験で志望校に入れず
高校3年の甲子園では出場できず
プロになり、ピッチャーを志願していたにもかかわらずバッターへ転向させられる
(自分の意思を受け入れてもらえない)

いやいや・・・・
大成しているから
そんなんわがままやんかーーー!!!!

 

そうでしょうか・・・・。
本人が願っていることと違うことに進むことは
決して容易に受け入れられる事実ではありませんね。

 

そこを
王貞治氏は
「今を受け入れ」
「もっと努力することに専念」
に徹したのだと思います。

 

浅田真央さんも
実力あっての人だと
多くの人は思いながら
応援してきたかと思いますが、
(kaoring-3もそうです)
彼女の練習量は半端なかったようです。

 

むしろ
そのせいで
体を故障し始めての今なのではないかと
案じてしまいます。

支えてきた
佐藤信夫コーチは
言っておられます。

浅田の指導で最も苦労したことを「練習をやめさせることだった」と話す。本拠の中京大のリンクでは、長いと午前9時に練習を始め、終わるのは午後6時半。その間、2、3回に分けて計4~5時間滑る。さらに氷上練習の合間、他の選手が一息入れるようなときも、筋力トレーニング、柔軟体操、縄跳び、ランニングを詰め込んでいた。
佐藤コーチは、2014年ソチ五輪の数分間に最大限の力を出すため、練習量を少なくするよう助言した。浅田は「どうして、練習してはいけないんですか」と答えたという。
なぜ、それほど努力できるのか、と聞いたことがある。浅田は、「『自分が口にした目標はやらなきゃだめ。スケートをやるからには、それを窮めないとだめ』と母が言っていました」と語り、「練習から逃げ出したいと思ったことはない」と付け加えた。

(出典:朝日新聞:http://www.asahi.com/articles/ASK4B7WFGK4BUTQP02B.html?ref=nmail)

 

思うわけです。

我が子が

いっぱい努力している姿を見たとき、

親は

その努力がどうか報われますように・・・

と、どの親も祈ります。

 

 

しかし・・・

努力は

たんなる努力だけでは

夢には到達しないことを

ここで感じます。

 

 

では

どうすれば

努力は成果につながるのでしょうか?

 

 

まずは

努力は報われるものではないということを認識したいですね。

(報われる=がんばったからそのご褒美があるは大きな認識の間違いであること)

 

その次は、

努力で結果をだしたいならば、

自分はどこへ

どういう風に

どうすることが

成果がでるかを

いつも考えながら(軌道修正しながら)

努力をすることが大切かなと思うわけです。

 

自分の本来の努力の成果が出る方ではない方へ

一生懸命努力しても、

それは、やはり本来の自分を認めず、

ただ妄想の中で思い描く理想像を追求するから、

違った努力になってしまうわけですね。

 

 

 

考えることは

たくさんありますが、

ただ頑張るという行為は、

実は本当の努力ではないということを感じ、

しんどい・辛い・苦しいと思うことから努力は始まり、

理想や目標が本当に自分の力を最大限だすことのできる

努力なのかどうかを意識し、

今日から、

自分に降りかかる現実を受け入れながら、

一生懸命努力して生きていきたいですね💗