平成29年11月29日

横綱「日馬富士」さんが引退表明されました。

 

私は

相撲はあまり知らないのですが、

この1連の事件はあまりにも大きな騒ぎになっていたようで、

新聞でも毎朝報じられていたこともあり、

最終的にはこうなるのかな・・・

と見守っておりました。

 

 

しかし

今朝の朝日新聞の朝刊(2019年11月30日)の

天声人語で

彼の人となりに触れる記事を読み、

この日馬富士の画像を探しました。

 

 

そして

会見時に伊勢ケ浜親方も言われていましたが、

16歳で日本に来てから

稽古稽古の人間で、

体も他の力士よりは小さいこともあり、

その分努力する人間だったことをコメントされています。

それだけではなく、

15歳モンゴルに在住しているときは

個展も開き、

「玄人はだし」とも称されるほどの

素晴らしい絵を描く方のようで、

それは

日本に渡ってからも

描き続けていらっしゃったようです。

また、積極的に社会貢献もする力士で

親方は珍しい力士だと思っていたと

コメントされています。

 

絵が浮かぶときは

「悲しいとき」

だそうです。

楽しいときや嬉しいときは描きたいものは

浮かばないそうです。

 

 

16歳で他国に渡り

一生懸命稽古に励み

辛いときや悲しいときは

絵を描き

自分の心を向上させていってたのでしょう。

 

また、

こうやって描き上げた彼の作品は

病気を患っている子どもたちを

支援しているNPO等の団体へ

寄付をされているのです。

 

これらの

人となりを見ていると、

今回の件で

失う大切な横綱を

残念だけで終わらせることかなと

感じたわけです。

 

 

人間は

どんな人でも

過ちや失敗はあるのです!

絶対あるはずです!

大なり小なり、

絶対に。。。。。

 

 

以前

元プロ野球選手であった

清原和博氏が逮捕されたとき、

アメリカのメジャーリーグで活躍している

ダルビッシュ有選手がコメントを出しているのを思い出しました。

「良くないことだけど、誰にでも間違いはある。単にたたくだけでは何もならない」「もし(清原容疑者が)更生できて復帰して、(プロ野球の)優勝監督にでもなったら、日本は変わると思う」

「こちらでは1度薬物に手を出しても、もう一度チャンスをもらっている」と指摘。大リーグでは薬物中毒から立ち直った選手もおり、レンジャーズではハミルトン外野手がコカイン依存症などから再起した。ワシントン前監督も2010年に、コカイン使用が明らかになった後も監督を続けた。

やってはいけないことは事実です。

 

過ちであることも事実です。

 

しかし・・・

ダルビッシュ選手の言う通り、

臭いものをもみ消すことが

本当に世のためなのでしょうか?

 

誰でも

失敗はします。

それを

しっかりと反省し

悔い改めることで

人は生まれ変われると思うわけです。

 

そこを

受容してあげることこそ、

その人を再生させることができると思うわけです。

 

 

日本は

過ちを認めてくれません。

過ちは臭いものとして排除します。

 

 

だから

人は

過ちを犯すことを隠すようになります。

 

 

そんな社会では

子ども達の育ちには

なんらプラスにはならないでしょう・・・・

だって

大人達が過ちを隠すのですから・・・・。

 

 

人間は弱い動物です。

だから頭脳を高めて

その弱さを賄うために頭脳を盾に

して生きているのです。

 

 

もっと

大切なことを

日本を動かす人たちが

伝えていける社会になってくれたらと

願ってやみません。

 

 

みんなが幸せに暮らせる日本になるために。。。