大正時代生まれ初の日本の内閣総理大臣、田中角栄氏。

まだ政治がわからぬ頃、田中角栄総理大臣=ロッキード事件(収賄事件)で逮捕された大臣という記憶しかkaoring-3にはありません。

今・・・この田中角栄の名言集(本)がとてつもなく売れているようですね^^

なぜ、今になって田中角栄さんが旋風を巻き起こしているのか、調べました。

 

日本の歴代内閣総理大臣は、誰もが高学歴のなか、田中角栄氏は小学校高等教育が最終学歴でした。(これってすごいですよね!!!日本国中の子どもたちが夢をもてるじゃないですか!!!)

そして実家は農家で、後に父親が事業に失敗し極貧生活を強いられている家庭で育っていらっしゃいます。

だから、他の官僚の方々とは違うのか・・・

いえ・・・・・

そうではないと感じました。

 

角栄氏は、心から「人」なんです!

「人は全て同じである」ことが、信念にある人だと感じました。

学歴も身分も地位も、彼のファインダーにはそれは映らず

目の前にいる人に「メシは食ってるか?」と声をかける人だったのです。

 

昭和39年、44歳で大蔵大臣に就任されたときの挨拶では、

「私が田中角栄だ。小学校高等科卒業である。諸君は日本中の秀才代表であり、財政金融の専門家ぞろいだ。私は素人だが、トゲの多い門松をたくさんくぐってきて、いささか仕事のコツを知っている。・・・・・・一緒に仕事をするには互いによく知り合うことが大切だ。われと思わん者は誰でも遠慮なく大臣室にきてほしい。何でも言ってくれ。上司の許可を得る必要はない。・・・・・・できることはやる。できないことはやらない。しかし、すべての責任はこの田中角栄が背負う。以上。」

出典田中角栄 名言 – 私が田中角栄だ。ご承知の通り小学校高等科卒だ。

 

普通、上司の許可なく大臣室に入れるでしょうか?

わが町市長ですら、一般なんて掛け合ってもくれません(苦笑)

 

休日の東京・目白の田中邸には朝から各界、各層の陳情客が100人単位で列をなしていたというが、田中は一人一人順番に陳情の内容を聞き「よし分かった」「それは出来る」「それは出来ない」とその場で陳情をさばいていった。田中が「分かった」と言ったものに関しては100%実行されたという。

出典偉人のエピソード逸話集 田中角栄内閣総理大臣(第64・65代)

 

平等な耳を持ち、平等な視点を持ち、平等な心を持っている人、角栄さん。

この平成の世の中に起こる出来事で、これをしている人間どれほどにいるのでしょうか?

世の中に光がもてず、自分から切り開くことも捨て、どうやって楽にお金を稼ぐか・・・。そこに、他人は関係ない世の中・・・。自分が潤えばそれでいい!という世の中だから、人を傷つけることも平気!人の金をくすぶる(詐欺)も平気!ネットワークビジネスが正当化される時代でOK!、苦しんでいる人がいても見て見ぬふり・・・。

なんて淋しい世の中・・・

なるべく他人と関わることをさける世の中・・・

角栄さんがいたら、こんな世の中をどう変えてくれたかなと感じます。

 

 

田中派時代、派内の若手の議員が女の不始末の清算で、今日中にどうしても100万円が必要ということになった。

その議員は田中のもとに電話をかけ、100万円の借金を申し込んだ。話半分まで聞いていた田中は「わかった」と一言。

30分もすると、田中事務所の秘書が紙袋を届けにきた。その議員が開けてみると、本人が申し込んだ額よりも多いなんと300万円の現金が入っていた。

そして田中の筆による一枚のメモが入っていた。

一、まず100万円でけりをつけろ

二、次の100万円でお前の不始末で苦労したまわりの人たちに、うまいものでも食わせてやれ

三、次の100万円は万一の場合のために持っておけ

四、以上の300万円の全額、返済は無用である。

出典第121回_田中角栄_お金の使い方で分かる人物の大きさ|【創業者、名経営者、政治家の秘話大公開】

 

自分が得た利益を、自分だけの懐にしまうのではなく

自分を取り囲む人たちに常に還元することも忘れていませんね。。。

 

 

「愛される人になりなさい!」

 

この言葉をずっと我が子に言いながら育てたお母さんを知っています。

私と同じくシングルマザーで二人の息子を育てた女性です。

彼女は、仕事から帰宅して二人の息子が、

どんなに部屋を荒らしていようとも、

勉強もなにもせず、遊んでいようとも、

一度もそのことを叱ったことはないそうです。

 

帰宅して美味しい、栄養ある食事をつくることに時間をかけることではなく、

彼女は、この家族の時間を少しでも多く持つことを大切に、

出来合いのものを買ってでも、なるべく一緒に食べる時間を、1分でも多く作っていたそうです。

そして息子たちには

「誰からも愛される人になりなさい」

「そのためには、誰隔てることなく平等に愛しなさい。平等に笑顔を振りまきなさい。平等にお話しを聞いてあげなさい。頼まれたら出来ないこと以外ば引き受けなさい。」

 

そして二人の息子さんたちは、

お母さんがずっと育て続けた言葉の通りに成長されています。

 

この角栄氏も

息子さんたちも

人を愛する人たちです。

 

だからこそ

愛される人になっているのです。

 

だからこそ

世間を動かす力をもてるのだと思います。

 

愛される人になる方法は

「自分の目の前にいる人全てを

まず愛することから始まる」

のだと、kaoring-3は思うわけです。